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永久脱毛の歴史

毛は皮膚から上に出ている"毛幹"と皮膚の内部に隠れている"毛根"という部分から成り立っていますが、脱毛クリームや毛抜きなどを使っていくら"毛幹"部分を取り去っても"毛根"の一番下の部分の"毛乳頭"や"毛包"の"毛母細胞"が残っている限り、次々と生えてきます。

そこでこれらの部分を破壊して、発毛のシステムを根本から崩した脱毛を行なおうとするのが"永久脱毛"で、はるか昔から世界中の女性の夢でもありました。

実際には1本の毛が抜け落ちて休止期を終えたあと、毛の再生が始まる部分の機能を失わせることができれば"永久脱毛"という目的を果たすことができるわけで、これまでずっと"毛乳頭" "毛母細胞"がそのターゲットとなってきました。

しかし、最近の研究では休止期には"毛母細胞"が消失していたり、"毛乳頭"や"毛母細胞"を取り除いても新しい毛が再生されることが分かってきました。

そこで新たに、「"毛包部"で鳥肌が立つときに使われる"立毛筋"が接する部分にある"隆起"が休止期にも残っているために、ここに毛を再生させるための幹細胞があるのではないか」という説が注目されています。

今はまだ「このあたりの細胞が・・・・・・」という程度でその細胞に関する確証は得られていない状態ですが、この点が解明されればより効果の高い確実な永久脱毛が実現するということで、今後の研究成果が期待されています。

このように"脱毛"は今でも開発途上にある課題でもありますが、女性の重要なみだしなみとしてまた高貴な地位を表すステータスシンボルとして古来からずっと行なわれてきました。

紀元前3世紀から4世紀頃には、主にハーレムの女性たちが硫黄や石灰に香料を混ぜたものを水でペースト状に練って脱毛剤として使っていました。

また、ピンセットを使って抜いたり、縄を体毛の上で転がしてその隙間に毛をはさんで抜いたりしていましたが、紀元前30年から40年にかけてのエジプトの女王クレオパトラの時代になると、現在でも使われているようなミツロウを練った"脱毛剤"が作られていたということが、その埋蔵品から分かっています。

そして本格的な"永久脱毛"が行われるようになったのは、19世紀後半に入ってからですが、これらの技術は主にアメリカやフランスの研究者たちによって現在の高いレベルにまで開発が進められてきました。

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